漫画だって読書!

おもに腐。

『25時、赤坂で』、読んだ

 

夏野寛子さん『25時、赤坂で』読みました。

ほんとにこの作家さんの絵が好きです。だって美しいんだもん。

そして、そんな美しい絵で今度は、芸能界を描きます。

 

モデルあがりの俳優 麻美×舞台畑で出身の新人俳優 白崎

 

あらすじ

新人俳優の白崎由岐(26)は、
大学の先輩で超人気俳優の羽山麻水(28)と
同性愛ドラマで共演することになった。
ゲイ役の芝居感が掴めない白崎は、
男に抱かれてみようとハッテン場へ。
そこでなぜか羽山に捕まり、相手を買って出られる。
〝芝居のためのセフレ協力〟。
即物的に始まった関係だったが、
精緻な美貌と圧倒的なオーラの羽山に
甘く心ごと抱き込まれ、白崎は恋心を自覚した。
しかしドラマ撮影は終わりに近づき―――。

といった、俳優同士の恋愛。

大学時代の同じ演劇サークルの先輩後輩といった再会ストーリーでもあります。

scene.2のあらすじ

ホテルにの一室で役作りのためのセックスをすることにした二人。

でもさわりっこで終わってしまって、気持ちがよかったけど昨日からの進展がないことに不満の白崎。

頼み込んで麻美におしりをいじってもらうことに・・・。

でも、気持ちよくなれず、その日はそのまま終わることに。

「次は頑張るんで、またお願いします」

となぞの向上心を見せる白崎。

次の撮影では、無事いいシーンが撮れうれしさが隠し切れない白崎。

しかし、ネットで書き込まれるのは、麻美のことばかり。

自分の演技なんて誰も見ていないと落ち込む白崎に麻美からメールが届く。

麻美の作ったカレーを食べ、髪を乾かしてもらい、同じベッドに入り眠る。

撮影の日、白崎は誰もが見入るような演技を見せる。

 

『25時、赤坂で』の感想

白崎の歯にもの着せぬ、少し乱雑なもの言いが大好きです。

かわいい顔なのに、結構雑な性格です。

そして、麻美さんが涼しい顔が美しい。

感情があまり表情に出なくてなにかんがえてるかわからないけど、序盤から白崎のことが好きなことはわかります。

両思いの二人のお話。安心して読めました。

夏野寛子さんの作品は、特に手がすきなんです。指同士を絡める描写や

おなかをなぞる仕草の書き方がとてもセクシーです。エロも結構濃いめですが、いやらしやはそれほど感じない。

『25時、赤坂で』は夏野寛子さんの作品好きだなぁと実感できる作品。

この人の描く瞳と手は天下一品です。