久間よよよ『錆のゆめ 左』先行配信で読みました。
シーモアさんで先行配信していたので、読みました。
なるほどな、そうなったかぁ~といった感想。
悲しくもうれしくもあるような。
錆のゆめシリーズは、上・下・左・右と全四巻
左と右はどっちを先に読んだらいいのか?
と悩みましたが、私はまず左から読んでみました!
確か、右はトシオさん目線のほんわかした感じだったはずです。
単話で配信されてるのをちょっと読んだ雰囲気ですけど。
この『錆のゆめ』はちょっと難しい話なんですよ。
男の子が性サイボーグにされちゃう話なんですが、その設定からまずぶっ飛んでるでしょ?
シリアスな設定でありながら、シリアスではなく、かわいい絵でありながら、かわいい話ではないような。独特の世界観です。
上では、性サオボーグにされたトシオと進藤の出会い
下では、トシオを引き取ることにした進藤とトシオの生活の始まり
左右では、トシオと進藤の二人暮らしの様子
といった感じです。
エロは…上でややあるもものほぼなしです。
しかも、トシオと進藤はまったくそういったエロな感じはない。
チュウをしてほわわ~んぐらいです。
左右でも日常系BLでありながら非日常。だって、元性サイボーグとの暮らしとは?
ここでも裏返し。
『錆のゆめ 左』のあらずじ
一緒にいてくれて「あいがと」セックスの為のサイボーグ──少年の身体を改造して作られた彼・聡夫は、世話係であった進藤に引き取られた。大好きな進藤のために家事をし、その帰りを待つ穏やかな生活。ところが、引っ越し後に進藤の荷物を片付けていた聡夫は一枚の写真を見つける。そこには、学生服を着た自分と見知らぬ少女の姿があって……。人間×サイボーグBL 待望の続編「…としおさん、よく頑張りましたね」記憶の一切を消されている──だから、大事な約束も思い出せない。
ここからはちょこっとネタバレ
『錆のゆめ 左』はトシオ自身が自分がどうしてサイボーグになったかを知ります。
またそのきっかけとなった、妹に会いに行きます。
中学生だった妹はもうママになっていました。
トシオと進藤が出会ってたぶんまだ5年もたっていないような感覚でしたので、おそらくトシオがサイボーグとして稼動するまでに、5年以上かかっていたのでしょう。
そう思うと、サイボーグになっていなかったら、人間として年を取っていたら、トシオは進藤と同じ年ぐらいだったのでしょうか?
いまはトシオは進藤と暮らしてとても幸せそうですが、なんだかちょっと悲しくなっちゃうな。
どうかこの二人の普通の幸せを祈らずにはいられない、そんな作品でした。
完結っぽいけど、まだ続いてほしいな。
エロなくて良いから、普通の生活風景でいいから…。
うそ!!いつか訪れてくれるであろう、二人のラブなエロも見たいよ~!!