『On Doorstep』の感想
『On Doorstep』CTK
海外が舞台の作品です。
リースの枯れ感が好きです。
目の下のクマとか、こなれたタバコの扱いとか
枯れた年上受けでちょいわるな年下攻めの作品です。
あらすじ
泥棒のジミーは、スリの現場を中年の男・リースに取り押さえられた。仕返しをしようと、彼の家に空き巣に入ったが、彼が元警官で、さらにある“トラウマ”を持っていることを知る。複雑な過去を持つ大人の男への好奇心は、傍に近付くほど、急速に恋心へと変わっていって――。
表題作の色気たっぷりな単行本大量描き下ろし、傲慢な芸能エージェント×落ちぶれた中年役者の読み切り「ラッキー・ビル」を収録、オトナの男達のリアルな恋を描いた一冊。
『On Doorstep』の感想(ネタバレかも、注意)
泥棒と元警官の禁断の年の差ラブの作品なんだけど、
この作品のなにがいいかっていったら、
ジミーのキャラがいい!!
攻めのジミーは復讐のために空き巣にような悪いやつなのに、リースのことを気にかけて心配しちゃうやさしい一面があることが憎めないヤツなんです。
それが、最後のほうで爆発しちゃうの
リースとケンカして上手く謝る事ができずに
なんとジミー
ボロボロ泣いちゃいます。
涙がポロポロ
この作品ここ↑がほんと好きなんです。
そしてリースのガードの甘さも意外でよい。
ジミーに押されて体を許しちゃうし、
大人の余裕なのか、押しに弱いのか…頑なそうに見えて意外にかわいいおじさんなのか。
リースの面倒見のいい性格が年下ジミーをかわいく思っているうちに、喰われちゃったわけですね。
全体的に最初はかなりシリアスに進んでいくんです。
でも!
後半の巻き返しがすごい!
ジミーがリースの家に空き巣に入ったことがばれてしまう、本当ならそこからはもっとシリアス展開になるんだろうなと思っていると逆に面白い展開になっていく。
トラブル発生でテンパって人の内面が現れる感じです。
実は甘ったれで愛にまっすぐなジミーと大人の余裕を見せるつもりがほだされちゃったリースの話でした。
シリアスで甘かった…。
枯れオジが年下に甘えられるBL見たいときには、ぜひおすすめ。