『べな ２巻』で泣いちゃった、感想
こふで『べな』の二巻読みました。
ぜんぜん知らない作品だったのに、また２巻から読み始めるといった変な読み癖で購読。
結局２巻よんだすぐ後に1巻も購入で読んだ。
何が言いたいのかと言うと…
『べな』最高だった！！
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舞台は江戸時代。
歴史ものBLは癖が強くてちょっと苦手でしたが、読みやすかった。
江戸時代の服装や街並みなどの良い情景といまどきの表現が上手いこと交わって抵抗なく読めました。
はだけた着物やふんどしも良きですね‥。
人外（鬼）のBLなんで、文善やよひさんとか好きな人
江戸BLなんで紗久楽さわさんとか好きな人はチェック済み作品なのでしょうか。
あらすじ
令和の大型新人が鮮烈に放つ、江戸の夜陰に切なく熟れる恋の花
【本能に抗えない鬼×自己犠牲な美青年】――鬼はヒトになれるのか？
見世物小屋を抜け出し、穏やかな暮らしを手に入れたべなと壱。しかし日々のちいさな幸福が降り積もるほど、べなは自分が鬼であること、人間とは違うことを強く意識するように。
そんなある日、お奈緒から駿河府中まで手紙を届ける“お使い”を頼まれる。初めての旅路に昼も夜も仲睦まじく過ごす二人だったが、壱は「べなが自分の元から去ろうとしてるのでは」と不安が募り…？
近づくほどに遠くなる。だけど、その痛みすら愛おしい――既刊続々重版のお江戸人外ボーイズラブ、待望の続編！
感想（ネタバレちょっとあるかも…）
でも、べなの本当の目的はその道中にある自分が育ったところに行くこと。
そこで育ててくれた鬼に会いに行くこと。
べなは育ててくれた鬼にうっかり噛み付いてしまい、追い出されちゃった過去があるんですよね。
べなの育ての鬼たちの表現はとっても好きでした。
きっと鬼とか河童とかって、そんなぼんやりした存在なのだろなと。
でも、鬼めちゃでかいな！とも思いました。
東海道ののどかな風景も良かったな。松の生え方よいわ～。
そして、旅の道中、イチャコラしてたんだろうなと思われる会話も良かった。
べな「ずっとつらそうだから」
壱「こ･･･腰･･･昨日の･･･」
べな「？きのうの？？」
といまいちピンとこないべなもかわいいわ。
でも、この２巻はべなと壱の関係も良いんだけど、
私はダンゾウと二三のやり取りが…泣
単行本１巻でダンゾウがいっていた
二三の「今際の際」が描かれています。
この場面は、ダンゾウの表情はほとんど見えません。
ダンゾウがこのときどんな顔をしていたのかは、二三だけしか知らない。
二三だけの大切な思い出なのでしょうね。
このシーンはぜひ実際読んでどうぞ枕を濡らしてください。
恋をすること、愛することを地獄と表現していたこの作品
みんなそれぞれ幸せに向かって一歩づつ歩いていっているね。
描き下ろしは旅から帰ったふたりが昼間っからイチャってるところに子供たちがおとずれっちゃって…と言うお話でした。
幸せそうで何よりです☆☆
☆『べな１』はpixivコミックでもちょっと無料で読めました☆
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